さて、新入荷のお酒のご案内です。
このお酒は、私自身がその味わいに魅了されてしまいまして(笑)この度当店のラインナップに入れようと思いました。
マツサレムラム グランレゼルバ23
生まれはキューバ、現在はお隣のドミニカ共和国で作られているラム酒です。
キューバ時代には国内シェア50%以上を誇るメジャーブランドに成長しましたが、1959年キューバ革命以後、その地を離れドミニカ共和国にて製造されています。
マツサレムとはメトセラとも呼ばれる、旧約聖書に登場する物語「ノアの箱舟」の主人公ノアの祖父の名で、969年生きたといわれた人物です。
現在では、その名前は「とても歴史のある古いもの」という意味で使われ、スペインでは「マツサレムよりも古い」という言い回しまであります。
このマツサレムラムの特徴は、なんといってもソレラシステム。
ソレラシステムとは、スペインのシェリー酒に用いられるブレンド技術です。熟成期間ごとに分けられた樽を、一番上の新しい樽から順々に古い樽へと注ぎ足していく製法です。
老舗うなぎ屋さんの先祖代々伝わるタレみたいな感じでしょうか(笑)
実に100樽以上もの樽を順々とブレンドしているそうです。
気になる味わいですが、とにかく香りが甘いです。バニラのような、完熟した果実のような甘さが香ります。
口当たりも極めて柔らかくまろやかです。しかしながら、ドロッとした感じはなくてライトでスムーズです。
後味もしっかりと残ります。
まるで高級なコニャックを飲んでいるかのようです。
有名なラム酒「ロンサカパ」を超えるプレミアムラムという触れ込みで、昨年日本市場に初上陸したマツサレムラム。
どうぞ皆様お試しくださいませ。